4:
◯委員長 ただいまの
報告に対し、何か
質問等はありませんか。
5:
◯登坂しのぶ委員 1点だけ、先日私
どもの方に結婚して張り切っているある若い夫婦が来られました。この方は男性が19歳で女性が18歳。結婚されて仕事も持って、よし、新生活は頑張るぞと決意を新たにしたと。それで、いい機会に
市営住宅を申し込んだ。これは
申し込みは可能なんですか。
6:
◯住宅課長 可能でございます。
7:
◯登坂しのぶ委員 条件的には二十であるとか、そういうのは
関係ないわけですね。もう一度確認したいと思います。
8:
◯住宅課長 そのとおりでございます。
9:
◯登坂しのぶ委員 そのときの
対応の仕方として、その新婚の若手のカップルが
住宅管理課にお伺いしたら、だめですと却下されたと。そして泣きながら来ました。2人で頑張ってやっとわずかな給料で、民間に入るのが大変だと。その方に対してどう
説明されたかわかりませんけれ
ども、その方は
申し込みを控えているという困った事態があったものですから、改めてこの
委員会で確認するわけですけれ
ども、それは本当に
オーケーと考えていいわけですね。私の責任上、早速回答しなければならないものですから、なぜそのような
対応をしたのかも含めて、そのときにはだめだと却下した理由は何であったのか。
10:
◯住宅課長 そのとおりでございます。
オーケーでございます。
11:
◯大槻正俊委員 1点だけ、まとめてお聞きしますので教えてください。
基本的にはいろいろ
改善点があったと思います。特に、私も前に
相談に乗った
ケースで、
障害者の世帯でなかなか入れなくて困ったことな
どもありましたので、そういった意味ではまず歓迎すべきことだなと思っております。
それで福祉への
対応の件なんですが、まとめて聞きます。
グループホームの
関係ですけれ
ども、どのあたりの
市営住宅でどのような形で、当面どのくらいの戸数を考えておられるのかについてお示しいただきたいと思います。
12:
◯住宅課長 グループホームの件につきましては、当面私
どもの見通しといたしましては
空き家が必要なことでございますので、
空き家の発生の多い場所、多い
団地で、あわせて
グループホーム自体構成する各
構成員の方、
グループホームの障害のある
方々は弱い立場の方でございますので、その
方々が
入居後周辺から理解されないということのないような
住宅団地、そういう理解をいただけるような
住宅団地を見つけて取り組んでいきたい。それで、開始当初につきましては、大量にということではございませんで、1戸、2戸とか数戸というイメージを持っているところでございます。
13:
◯委員長 次に、
建設局から
報告願います。
14:
◯緑政課長 それでは、
資料6によりまして
鶴ケ谷四丁目
東公園の
土壌汚染につきまして御
説明申し上げます。
まず、具体の
説明の前に
公園の概要について御
説明申し上げますので、
資料の2枚目をごらんいただきたいと思います。
まず、
公園の位置ですが、
鶴ケ谷団地南側の宮城県
消防学校がございますが、その方から上っていきますメーンストリートがございまして、それを真っすぐ行きますと上り詰めましてその先が下り坂になります。下り切りますと右側に交番、左側に
ショッピングセンターの十字路がありますが、そこを左に曲がっていただきますと
鶴谷中学校の南側の道路ですが、真っすぐ行った
突き当たりが該当の
公園となっております。この
公園は、仙台市が新
住宅市街地開発事業として
昭和41年から
昭和47年にかけて行いました
鶴ケ谷団地造成の一環として整備されまして、
昭和47年3月31日に当時の
開発局宅地課から
建設局公園課への所管がえを経て
昭和47年4月に開園しているものでございます。面積は1万1382平方メートルで、
少年野球や
テニスコートを備えた
近隣公園でございます。
それでは、具体の
説明を申し上げますので、
資料の1枚目に戻っていただきたいと思います。
平成8年度に
本市環境局が実施いたしました
土壌調査におきまして、
鶴ケ谷四丁目
東公園の
園路から採取した
土壌を分析したところ、
環境庁が定める
土壌環境基準を超える
砒素が検出されました。そこで、
関係部局と協議を重ねながら、その
対策について
検討してまいりまして、このたび今後の
対応方針等が決まりましたので、これまでの
経過も含め御
説明申し上げる次第でございます。
問題の
経過でございますが、
環境局は本市の管理する
都市公園のうち10
公園を対象といたしまして、
平成8年11月に各
公園の
園路の1
地点についての表土の
調査を行いました。そのうち
鶴ケ谷四丁目
東公園の
土壌の分析結果において、
砒素の
溶出量として
環境基準の0.01
ミリグラムパーリットルを超える0.028
ミリグラムパーリットルが検出されました。そこで、
平成9年1月に
環境局は同じ
鶴ケ谷四丁目
東公園内の11
地点の表土について再度
土壌調査を実施したところ、
園路上の5
地点から
環境基準を超える
溶出量の
砒素──これは0.015
ミリグラムパーリットルから0.083
ミリグラムパーリットルまでの間ですが、検出されました。この
公園は、
先ほど御
説明したように
昭和47年4月に開園しておりますが、
土壌汚染の原因につきましては、上記の
平成9年1月の
調査や現地の状況からして、
公園を造成した際に
園路の舗装に使用された赤色の
土壌ではないかと推測されるとの
環境局の判断がありました。
そこで、その後の
調査検討に入るわけですが、
平成9年4月末に
環境対策課からこれまでの
調査経過の
説明等がありまして、
建設局としての今後の
対策について
検討に入りました。そこで、まず
砒素による
土壌汚染の人体に対する影響として最も危惧されるのは、
土壌部分から
地下水に浸透して、その
地下水を
飲料水として使用する場合であるため、
鶴ケ谷団地内の井戸の有無及び
利用実態について
調査いたしましたところ、
飲料水として使用されている井戸は存在しないことが判明いたしました。
次に、
鶴ケ谷四丁目
東公園において実施いたしました
ボーリング調査によりまして採取した
地下水及び
鶴ケ谷中央公園──これは該当の
公園の東側になりますが、2枚目の地図をまた見ていただきたいと思いますが、東側、地図上右端になっております、この
鶴ケ谷中央公園の
真ん中に沼がございまして、そこに
わき水がございます。その
わき水もあわせて
水質検査を行ったところ、
砒素の
溶出量は
環境基準0.01
ミリグラムパーリットルに満たないということがわかりました。
そこで、1の(2)の
調査、すなわち
平成9年1月の
調査において、
環境基準を超えて
溶出量が検出されました
園路上の5
地点について、さらに詳細な
調査を行うことを目的といたしまして、
表層下から採取した
土壌の
調査を実施いたしましたところ、その一部に
環境基準を超える
溶出量が検出されたのであります。
そこで、今後の
対応でございますが、これまでは
環境庁が定めました
土壌汚染調査対策指針の
フローチャートに従いまして
調査、
検討を進めてまいりましたが、そもそもこの種の一番の問題は
地下水等に
有害物質が溶け込んで人の口に入るという
水環境の問題でございます。幸いにも
当該地では
地下水には影響がないことが判明いたしましたが、この
公園は
少年野球場や
テニスコートなどを備えておりますし、
子供たちも遊ぶ場所でもあります。また、いつ
地下水に影響を与えるともしれませんので、
環境庁による
対策指針等を参考といたしまして、
環境基準を超える
部分の
土壌の入れかえを行うことといたしました。
続きまして、
資料7によりまして仙台市彫刻のある
まちづくり事業第2期第9
作品の
除幕式について御
説明いたします。
今回の
作品は、
小林照尚氏の制作によります「
子供の領分:夢見る時代」という
具象作品でございまして、
泉区役所前にこのたび開所されました
泉区民広場の西側のふれあい広場に設置いたします。
彫刻家小林照尚氏は広島県の御出身で、現在は岡山市に住まわれ、
制作活動をされております。
作品は、下のスケッチでは花崗岩の上にブロンズの
子供2人が物思いに寝そべっているものになっておりますが、実際の
作品では左側の
子供は座った状態となっております。
作品は19日の月曜日、現地に設置いたしまして、現在はシートで養生されております。
除幕式は2月4日水曜日、午前11時から行います。
委員の皆様には既に御案内をいたしておりますが、どうぞ御来場いただきますように改めて御案内申し上げます。
また
除幕式終了後、
会場隣のイズミティ21で
彫刻家小林照尚氏を囲んだ
昼食会を行う予定でございますので、御出席いただきますようにあわせてお願い申し上げます。
お手元の
資料には
事業概要、今回の
作品の
制作意図等を記載してございますので、後で御高覧いただきたいと思います。
15:
◯委員長 ただいまの
報告に対し、何か
質問等はありませんか。
16:
◯大槻正俊委員 鶴ケ谷四丁目
東公園の
土壌汚染の
関係なんですが、きちんと
調査をされて、今後も含めて
対策をされているということで、まず御努力には敬意を表したいと思います。
ただ問題は、その当時の
土壌がほかにはないのかどうかということについて、かなり昔の話なので難しいかもしれませんが、これについては
調査などをできる限りされているのかどうかについてだけ教えていただきたいと思います。
17:
◯緑政課長 赤い土の正体につきましては、
公園整備後27年も
経過しておりますことから
資料がございませんで、どこから持ってきて何なのかというのは現在わかっておりません。この検査結果の
データから見ますと、
園路上の5カ所からのものだけが
基準値を出ているということでございますので、
環境対策課でも赤い土が原因だろうという推測をしております。さらに
公園台帳上も
カラーダスト舗装と記載されてございます。ですから、これは
団地造成後、
公園整備の際に
園路の舗装というか、
園路整備のためにわざわざ外から持ち込んだものと考えております。したがいまして、ほかの
鶴ケ谷団地内の
公園も調べましたが、この材料は使われておりません。
18:
◯福島一恵委員 私も今
大槻委員が御指摘になった点が非常に気になるんですけれ
ども、御当局から
鶴ケ谷四丁目
東公園で9年1月に
調査した11
地点のどこをとったのかという地図と、それからその11
地点の
砒素の
溶出量の
調査結果
一覧表をいただいたんですが、その中で最も多く
表層部分から検出された
ナンバー3の
部分──
野球場と
テニスコートの間の
園路なんですけれ
ども、ここが実は
地下3メートルのところは0.009
ミリグラムパーリットルなんですが、4メートルの
地点でまた急に0.028
ミリグラムパーリットルということで高くなっています。5メートルのところでまた0.009
ミリグラムパーリットルと下がっているんですけれ
ども、このことについて
環境対策課の方にもお伺いしましたら、しみ込んでいったものとは考えられない、そこにあったものだという御答弁だったんです。
それで、
先ほどの赤い色の土は
園路に特に
表層部分15センチのところに敷き詰めたものだと御
説明いただいていたんですけれ
ども、そこの
部分だけではなくて、地中4メートルのところにも
基準値を超える
土壌が存在しているという検査の結果なものですから、考えますと本当に
表層部分に敷き詰めた赤い色の土が原因なのかどうかというのはこの
調査結果だけでは断定できないのではないかと思いますけれ
ども、その点はいかがでしょうか。
19:
◯緑政課長 これまでの
調査結果からいたしまして、
先ほども御
説明いたしましたが、ほかの地域11点もやっているわけなんですが、特に
園路の
部分からのものだけしか
基準値をオーバーしていないということと、
環境対策課の方では赤い土の
部分まで分析をいたしておりまして、その結果から
環境対策課の方では赤い土ではないかという推測を立てたわけでございます。その後、
先ほどもお話がありました
ナンバー3のところを掘り下げたところ、4メートルの
地点で0.028
ミリグラムパーリットルというさらに
基準値をオーバーする値が出たということなんですが、この件については私
どもの方でもしみ込んだものではないかと考えておりましたが、
環境対策課の方ではそうではないというお話でしたので、今後その辺は研究してまいりたいと思っております。
20:
◯福島一恵委員 それで、当時この
鶴ケ谷団地を開発したのは
開発局の
宅地課で、引き継がれて
都市整備局の方になっているかと思うんですけれ
ども、一般的なことでもいいですし、特定してお答えできるのであればなお結構なんですけれ
ども、こういう
団地造成の場合、私がほかの
専門家の方から伺ったところ、今現在の手法だと開発した、つまり山を崩した
切り土で盛り土するのが一般的で、よそから持ってくるということは考えられないことなんだけれど
もというお話だったんですが、
鶴ケ谷団地に関しましてはどうなのか伺いたいと思います。
21:
◯都市整備局長 鶴ケ谷団地の場合も切り盛りを場内、すなわち
団地の中で全部賄っていただきました。
22:
◯福島一恵委員 ということは、
表層部分の赤土だと今は推測されているということなんですが、これは
環境局の
対策課でもそう推測していると。ただ、
地下4メートルのところには赤土は盛っていないわけで、そこからも
基準値より高い
砒素が検出されているという
データがあると。それから残念ながら、4メートル、5メートルという7層まで採取しているのが高い
砒素が検出されている5点のうちたった1点だけなんですよね。8、9、10、11という
園路部分だけなんですけれ
ども、そこのところは2メートルのところでやめているんですけれ
ども、これはどうして2メートルでやめたのか。あるいはもっと地中もボーリングして調べれば、さらに高い
砒素が検出される
土壌も地中にあるのではないかという疑いはこの結果では解消されないと思うんですけれ
ども、その点はいかがお考えでしょうか。
23:
◯緑政課長 調べました5
地点の中で
ナンバー3だけ5メートルまで掘り下げておりますが、
環境対策課で11
地点を
調査した結果の中で5
地点だけ
基準をオーバーしたわけですが、その際の
データで0.083
ミリグラムパーリットルという高い数値を出しております。そこで、
環境対策課の
指導がありまして、この
地点は
フローチャートで示されていますが7階層までやりなさいということがございます。それで、5メートルまでの7階層をやる。そのほかの表層の
部分につきましては、
基準値はオーバーしてはおりますが、そう高い数字ではなかったために2メートルでいいのではないかという
指導を受けたわけでございます。
24:
◯福島一恵委員 ただ、
ナンバー11という
地点、これも
園路部分なんですけれ
ども、
表層部分では0.02
ミリグラムパーリットルの
砒素なんですが、
地下2メートルのところでは0.023
ミリグラムパーリットルとまた上がっているんです。ですから、
環境局の
指導では一番検出が高かったところだけ深く調べればいいんだよということだったのかもしれませんけれ
ども、その辺は再度
環境局とも御
相談の上、本当にここの
調査だけでいいのかということについてもう少し
検討を加えていただければなということを思うんですけれ
ども、いかがでしょうか。
25:
◯緑政課長 今の御指摘の件でございますが、
環境対策課と再度お話をいたしまして、必要があれば、
指導があればやりたいと思います。
26:
◯福島一恵委員 それともう1点は、当初
環境局の方で定期的に毎年
土壌検査をする中で、
調査を行ったのが
平成8年の11月です。それで検出されたことによって、さらに
平成9年1月に同
公園内を11カ所調べてみた結果、やはり
基準値を超えていた。そして、そのことについて昨年4月末に
環境対策課から
調査経過の
説明があって、今後の
対策について
検討に入ったとありますけれ
ども、これもまた
環境局の方に聞きましたら、撤去するようにという要望も申し添えてお話ししたんですということなんです。それから
建設局の方でもここの(4)にあるように、さらに詳細な
調査を行ったとありますが、いつかと伺いましたら、昨年の12月とことしの1月に
調査をしたということなので、ここには6カ月ぐらい間があったと思います。12月、1月に
調査をした結果、やはりすぐに
飲料水として人体に危険があるとか、そういうことではないけれ
ども、将来にわたって影響がないとは言えないという結果から、やっぱりこれは入れかえようという結論が迅速に出されたわけです。逆から言えば、4月に
環境局から指摘があったときにすぐに
対応しておくということがどうしてできなかったのかなという点を非常に疑問に思っているわけですけれ
ども、その点はどのような
経過だったのかお伺いしたいと思います。
27:
◯緑政課長 平成9年4月末に
環境局よりこれまでの
調査経過等が
説明ございまして、その後最も危惧すべきところは
地下水の利用に関して井戸の有無ということでしたので、その
調査に入ったわけです。幸いにして
飲料水として利用している井戸がなかったために、時間を十分かけながら
調査方法、
対応等について
検討してきたということでございます。
なお、
環境局の方からは
平成9年4月末に確かに会議という形で
説明がございまして、その中で今後は
所有者及び
管理者が詳細な
調査を行い、フローに従って進めてほしいという話がございました。その後、会議という形では
平成9年12月17日に具体的な
調査方法について
指導があったわけです。この間、
電話等でのやりとりは数回あったと聞いております。
28:
◯福島一恵委員 ぜひ局長にお伺いしたいんですけれ
ども、
建設局の
緑政課というお
仕事柄、どうしても
環境局サイドとの密な連絡とかあるいはこういう
ケースというのはそんなに多いことではないので、迅速にといっても時間がかかるというのも理解できますが、しかし市民から見れば
平成8年11月に
調査した結果として何でこんなに時間がかかるんだという率直な疑問や、それから
対応が遅いのではないかという声が聞かれるのは私はやむを得ない
ケースではないのかなと思います。やはり、今いろいろダイオキシン問題ですとか環境問題、そういった点でも非常に敏感になられている方が多いものですから、こういうことには縦割り行政と言われないように迅速な
対応が求められていると思います。もう少し
環境局とも
相談の上、この程度でここだけ入れかえればいいのか、それとももっと継続した
調査が必要なのかどうかも含めて、なお市民からは高い関心が寄せられることだと思いますので、今後の
対応も含めてぜひ積極的な行動というか、見解を求めたいと思いますけれ
ども、いかがでしょうか。
29: ◯
建設局長 今回、経年的に
調査してきた中で初めての
ケースでございましたし、また方法等についても当然初めての措置方法ということになりますので、十分に
検討したということで時間がかかったことは事実でございます。しかし、御質問もありましたけれ
ども、
一般市民の
方々が不安を抱くというものについては十分配慮していかなければならない問題でございますので、横のつながりを十分考慮しながら今後進めてまいりたいと考えますので、御理解いただきたいと思います。
30:
◯登坂しのぶ委員 この問題で当局に強く要望を、また御返事いただければ御返答いただきたいと思いますけれ
ども、これだけの大変な問題をやはりぺら1枚あるいは下に見取り図という段階で都市整備建設
委員会に提出をすること自体がどういう気持ちなのかということをお尋ねしたいんです。
例えば、一番下に書いてありますように「以上の
調査結果に基づき」とありますね。この
調査結果も何も出されていない。しかも、5
地点から
環境基準を超える
砒素が見つかったとなっていますけれ
ども、どういう
地点からどれだけ見つかったのかという
資料も提出されておりません。やはり我々都市整備建設
委員会ですから、こういう問題が出されればぺら1枚ではなくて、こういうものだということをきちんと出してもらわなければならないわけです。それを今福島
委員は持っているようでありましたけれ
ども、ほかの
委員全員に改めて出す必要がある。そして、取り組んでいかなければならない。聞かなければ答えない、この方式はやはりだめですよ。
委員会には
資料をすべて出すと、こういう方針を出してもらわないといけないと思うんですが、いかがですか。
31: ◯
建設局長 大変おくれて申しわけなかったんですけれ
ども、お時間がよろしければ配付させていただきたいと思います。
32:
◯委員長 それでは、ただいま登坂
委員の申した
資料を配付させます。
〔
資料配付〕
33:
◯登坂しのぶ委員 福島
委員が
先ほど御質問したのであれなんですけれ
ども、
先ほどの続きになりますけれ
ども、こういう
資料がやはり事前にあれば、言われなくとも出していただければ、我々
委員会審議はスムーズにいくと思いますので、今後よろしくお願いしたいと思います。
34:
◯委員長 以上で
報告事項
関係を終了いたしました。
この際、当局から
報告を受けた事項以外で皆様から何か発言がありましたらお願いいたします。
35: ◯木村勝好
委員 私から現時点におけるアエルの問題について、若干お尋ねをさせていただきたいと思います。
アエルのオープンまであとちょうど2カ月ぐらいと承知をしておりますけれ
ども、我々に今までいろいろ
説明をされてきた中では初年度貸し出しのフロア大体90%と見込んでいるということでお話を承ってきたんですが、現時点で貸し出しをしようとしているフロアのうちどの程度まで埋まってきているのか。ほぼ9割ぐらいまでめどが立っているのかどうか、まずそこからお尋ねをしたいと思います。
36: ◯谷澤
都市整備局次長 前回もお答え申し上げておりますように、めどとしては90%程度までということでございますけれ
ども、仮契約のような形で話が進んでいるものにつきましては80%をちょっと超えるところまでいっているという状況でございます。
37: ◯木村勝好
委員 今おっしゃったのは、いわゆるオフィスフロアの
部分なんでしょうが、商業フロアの方はどんな感じですか。
38: ◯谷澤
都市整備局次長 商業の方についてはアエルの方でいろいろやっておりまして、これは100%に近いところまで決まっていると聞いております。
39: ◯木村勝好
委員 そうすると、オフィスの方は今仮契約のようなということをおっしゃいましたけれ
ども、あと2カ月なんですよね。そうすると、もうこのオープンまでの間に本契約になるというのが常識だと思うんですが、今の仮契約の
部分が全部本契約として成立したということになると9割は超えると考えていいんですか。
40: ◯谷澤
都市整備局次長 私
どもはそういう見通しを持ってそのように努力してまいりたいと考えております。
41: ◯木村勝好
委員 これはお答えになれないのかもしれませんが、私
どもに対する
説明、オフィスフロアに関しては1平米当たり1万8500円という設定でございましたけれ
ども、大分そういう意味では埋まってきているし、契約の中身も詰まってきているんだろうと思いますけれ
ども、これは要は結果的には当初考えた設定価格を下回って契約をしていると理解していいんですか。
42: ◯谷澤
都市整備局次長 これも過去の
委員会等で御答弁申し上げていたと思いますけれ
ども、市場価格というものを見まして、あるいは相手方があることでございますし、いろいろそこで交渉と申しますか、そういうものがあって、今言われましたような当初の1万8500円という価格よりも低い価格で話を進めているという
部分はございます。
43: ◯木村勝好
委員 私が前に質問したことがありますけれ
ども、あの近くにアジュール仙台というのがありますけれ
ども、あれと大体同じぐらいですか。
44: ◯谷澤
都市整備局次長 ここに参考として
一覧表を持ってきておりませんので、明確なお答えができなくて申しわけございませんけれ
ども、アジュールもそうですし、そういった近傍の同条件のものに近い価格というふうに私
どもは考えております。
45: ◯木村勝好
委員 アジュール仙台は平均すると平米単価1万6000円ぐらいと聞いておりますけれ
ども、そのぐらいなのではないかなということのお答えでしたが、そうしますと私
どもに最初示していただいていた、つまり9割埋まって1万8500円でいけばこのぐらいのことになりますよというシミュレーションがございましたね。そうするとあれはオープンした後、つまり本契約になって一応これでオープン時はこういう形になりますということの価格設定その他を踏まえて、当然あれは見直さないといけないことになると思うんですが、そうすると正式にオープンした後にあれは見直して、スタートした時点でのシミュレーションとしてはこういうことになりますということは、いずれこの
委員会なりあるいは議会なりに提示をされることになるんでしょうか。
46: ◯谷澤
都市整備局次長 私
どもはそのようなものが確定した時点で御
報告申し上げたいと考えております。
47: ◯木村勝好
委員 それはぜひお願いしたいと思うんです。
委員会になるのかどういう形になるのかは別にして、さっきお話がありましたけれ
ども、やはり
委員会でいろいろ審議する場合の
資料というのは、言われたら出すのではなくてあらかじめ出しておいていただきたいと思います。
それから、それとあわせてお尋ねしたいんですが、アエルの駐車場の件でございます。
この
委員会でも何回か私も質問しましたし、御
説明もありましたけれ
ども、要するに市民オンブズマンの
方々からアエルに対して7億何がしで売るのは安過ぎて不当だという監査請求が出、なおかつその中で仙台市が持っているべきだというお話がなされ、当局は売る予定だったのをしばらくの間持っておりますと、売りませんというお話がありました。それはどういう
経過でそうなるのか、そして今後どうされるのかということを質問したのに対して、いずれ売るということについては変わりないんだけれ
ども、オープンする前に混乱を起こしたくないからということを局長がこの
委員会で答弁されております。しかし、結果的には訴訟を起こしているわけです。私は法律の
専門家でも何でもないので非常に奇異な感じがしたんですが、売らないで自分で持っているということを決めて、それに対して売るなという裁判というのは、つまりそういう訴えというのが成り立つのかどうか、私はその辺がよくわからないんですけれ
ども、きょうの新聞にもちらっと出ておりましたけれ
ども、改めてその
経過とそして仙台市側の考え方をお尋ねしたいと思います。
48:
◯都市整備局長 経過等につきましては
委員がおっしゃったとおりでございまして、市民オンブズマンの方から譲渡処分に対する禁止の仮処分という状況が伝えられておりまして、そういうことになりますと駐車場を──あれは特定譲渡でございますけれ
ども、譲渡先が駐車場の運営計画を譲り受けて運営計画を立てなければならない時期でございましたので、そういうことで差しとめ処分になりますと運営主体がなくなるということから、当面仙台市が駐車場の運営計画をつくり運営していこうと。これはもちろん委託していくことにはなりますけれ
ども、主体的に運営主体になっていくと、こういうことで緊急的な非常事態を回避するという措置をとったわけでございますが、御承知のように第2種再開発事業は施行者が保留床を全部処分して完結するという事業構造になっておりますから、いずれ適当な時期を考えまして処分するという方法は事業構造上からもそういう方向で進めなければならないということでございます。
49: ◯木村勝好
委員 お答えが半分だと思うんですが、要するに現に売っていないわけでしょう。では訴えた方は、売っていないのに売るなという訴えになっているんですか。ちょっとそこがよくわからないんです。それを仙台市がどういうふうに受けとめているのか。売っていないのに売るなという
内容、ということが成り立っている裁判なんですか、これは。
50:
◯都市整備局長 将来処分するかもしれないということに対して、処分するについては価格が安過ぎるあるいは市民に対して不利益を与えるということで、それを争点に訴えを起こしているということでございます。
51: ◯木村勝好
委員 なんかきょうの新聞を見ると、そういう今のような趣旨での裁判というのは訴える利益がないのではないかというのが仙台市側の主張のようですけれ
ども、そういうことで理解していいんですか。
52:
◯都市整備局長 そのとおりでございまして、新聞でも書いてございますが、行政庁としての仙台市の処分行為ではなくて、再開発事業施行者としての仙台市の処分行為ですから、ちょっと訴えてくるという方の方の観点というのがいかがなものかということで、私
どもは却下すべきものだと考えて主張しております。
53: ◯木村勝好
委員 これは最終的に訴えの利益があると見るかないと見るか、裁判所の判断ということになると思うんですけれ
ども、今局長がおっしゃった中にも入っていましたが、この裁判がどうなろうとも、基本的には仙台市としてはここはいずれは──どの時点かは別にして売るということにはもちろん変わりないわけですね。
54:
◯都市整備局長 そのとおりでございます。
55: ◯小山勇朗
委員 私の方から除融雪についてお伺いをしていきたいと思います。
確認する意味でですけれ
ども、一つは何センチから除融雪をやるのか。そして委託業者は何社で、業者は除雪車あるいは融雪車、そういったものを何両ずつ持って、従業員が何名いて活動しているのか。あと委託
内容、どういうような形で委託しているのか。あと、指示指令についてはどういう系統でされているのか。まずこの点についてお答えいただきたい。
56: ◯道路維持課長 まず、除雪の
基準でございますが、平地部においては3センチ、山間部においては5センチ以上の積雪が見られたときに除融雪作業を行うとなっております。
それから委託業者数でございますが、除雪作業は21工区に分けて17業者、それから融雪作業は16工区、5業者、計37工区、22業者ございます。
次に台数でございますが、除雪車の台数が120台、融雪車の台数が39台でございます。
それから指示でございますが、勤務時間中においては各
区役所からあるいは
総合支所から各委託業者といいますか、作業業者に指示いたします。それから、夜間については道路維持課で監視業者を定めておりまして、当然雪が降ってくるとか予想がつきますので、その業者が待機命令をかけながら出動、待機とかいう指示系統にしてございます。
大きな車ですと車1台に除雪と運転手の2名ですね。ですから、一度に除雪車と融雪車が全部出るということはないので、除雪してから融雪となりますので、120台ございますので、最低でも120名以上、それからあとそれぞれの委託業者で待機といいますか、指令をする人が残っているということで相当な人数になります。
57: ◯小山勇朗
委員 夜の部の監視業者として、その辺は大体担当者が何人ぐらいいて電話なりの受け答えをする状況になっているのか。そこのところをもう1点お伺いしておきます。
あとまた、除雪車が何月何日にどの
部分で活動したという確認の仕方、それは例えば道路工事とかいろいろな工事をやった場合はそこで写真を撮ってここでこういうふうな活動をしましたとなっていますが、路線ごとあるいは工区ごとにどういう形でやって確認してきているのか。
さらには、どのような形で委託料の支払いをしているのか。
あと、融雪剤のタンク車は
先ほどは39台ということで言われていますけれ
ども、市内の各区に置いてあるのかどうか今はっきりしませんけれ
ども、融雪剤の入ったタンクの設置がどのようになっているのか。その点についてお答えいただきたい。
58: ◯道路維持課長 まず監視業者ですが、24時間2人ずつの4人体制でございます。
それから作業の確認方法ですが、除雪については指定路線がございますので、作業日報、これはタコメーターを使って、それから当然やっていなければやっていないという苦情も来ますのでやっていないところはわかるんですが、事後になってしまうかもしれませんがそういうような方法で各
区役所で確認してお支払いしているということでございます。
それから作業に伴う委託料の支払いですが、
先ほど申し上げましたとおり実績によりまして、やった分だけ毎月出来高払いをしてございます。
それから、融雪剤のタンク置き場でございますが、市内に融雪剤タンクは32カ所、59基設置してございます。主要な場所にそれぞれ配置しておるところでございます。
59: ◯小山勇朗
委員 この前の15日から16日にかけて降った大変な大雪、バイパスから東なりあるいは中心部なりいろいろ見ましても、全く除雪されていないような状況が目についたし、多くの市民から電話もいただきました。
120台あれば本来ならば相当数除融雪可能だと私自身は思うんです。何年前でしたか、クリスマスイブに降った大雪のときでさえも次の日はほとんど除雪されていた。それが今回の場合全くなされていないのと同じ。バス通りさえ全く除雪されていなくて、朝の余り雪が降らないうちに1回除雪して、次の日の夕方まで全く除雪していないんです。1回は動いているというのはわかりますけれ
ども、余り降らないうちに大体3センチぐらいで動いて、それでどんどん降って積もるくらい積もってから、それもずっと投げっ放しで、解け始まった2日目の夕方に除雪に来たのを見たという人さえいるわけであって、監視業者にしても24時間2人で交代して4人いるような話がありましたけれ
ども、私が何回電話をかけても全部話し中になっています。はっきり言って話し中にしていて電話を受け取らない。そういうふうなチェックというか、そしてやはり作業日報で確認するといったって、では行政側でどういうふうな
一覧表をつくっていて、それと作業日報とどう突き合わせているんですか。その辺はどうなっているんですか。
60: ◯道路維持課長 初めに15日の雪のときには休みの日でしたので、全区とも──
総合支所も一緒でございますが、昼間の11時から夕方5時ごろまで一度除雪を行いました。その後またこの日はずっと雪が降って積もったわけなんですが、次に早い区では16日でございますが、あるいは15日の夜ですが、11時から7時まで、多い区では雪の多いところでは3回除雪車が走ってございます。大体1台の車で指定された路線を歩きますと4時間から5時間ぐらいかかりますので、3回するのには休み時間もなくやらせたところもございますが、そういうことで我々もあの日は大雪警報が発令されましたので、職員4人でこの辺は朝方にはバス路線を重点的に、夜間の2時、3時ごろからは
住宅地の中をということで、なるべく通勤の足を確保するという除雪方法をとったり、あるいは除雪した後すぐ融雪車で、このときも2回から3回凍りそうなところには散布してございます。
それから作業の日報ですが、今ここに手持ちの
資料がなくて大変申しわけございませんが、御理解いただきたいと思います。
61: ◯小山勇朗
委員 3回掃いたところもあると思いますけれ
ども、例えば私の方の袋原、四郎丸を見たって、バス通りは除融雪することになっているのに全く除雪も融雪もされない。そういう状況を見れば、やっぱり除融雪するという形で各家庭にこういった地図までつけて配っているわけですから、そういう形からすれば、大変な怒りでもってうちにも電話が来るわけです。私が今度は監視所に電話をすれば、全く話し中で何回電話をしても通じない。そういう体制では完全な除融雪につながっていかないと思うし、やっぱり大雪注意報とかそういうのが出た場合の
対応のあり方とか、あるいは行政としてのパトロールの体制なり、そういうものをやっぱりきちんと体系的につくり上げて、そしてまずバス通りの確保がどうなっているのかという
部分の点検
調査だって必要だと思うのでそれを徹底してほしいと思います。
あとさっき言った作業日報はここにないと言っていますが、今見せろと言っているのではないんです。作業日報が毎月業者から来る。それと突き合わせるものを行政で持っているのかと言っているんです。作業日報が上がったら、何月何日、タコメーターを添えてくれば動いたなと。タコメーターというのは走ればずっと印が出てくるんだから、それははっきり言って疑えば空で走っているか何だかわからないわけです。そのことと実際に山間地なり平地で大体何センチの降雪がどの地域であったというものが行政側にきちんとしたものがあって、そしてその作業日報に対して突き合わせをして、それではここはこれぐらいできちんと合うから委託料として幾ら払いますとしていくのが本来でしょう。そういうところをやっぱりきちんとしているのかどうかということで聞いたんです。それを再度お答えいただきたいと思います。
それから、融雪剤のタンク、32カ所、59基と言っていますけれ
ども、このタンクを置いている各区の配置場所について、きょうは無理だと思いますから、後で
資料としてぜひ出していただきたい。
62: ◯道路維持課長 まず、委託業者が除雪をしたかしないかという話で、これは
先ほど言いましたようにタコメーター等でチェックしてやっておりまして、あくまでもこれもパトロールもございます。やっていないわけでございませんが、それとあと信頼
関係に基づいてやるということです。それから、実際にではどこが雪が降っているかというお話がありましたが、これも仙台市では今現在各消防署、泉、秋保、熊ケ根の消防出張所にお願いいたしまして、路面にどれぐらい雪があるか、シャーベットか凍結しているかということを消防署に聞いたり、あるいは二口、定義、泉ケ丘、これは泉ケ岳もございますし中山にもございますが、6名の
方々に雪をはかる箱尺とか温度をはかる百葉箱みたいなのを置いて、どれぐらい雪が積もっているかというのを聞きながら、それを参考に、それから、路面を観測できるようなビデオ機械を市内に5カ所設置してございます。これは八木山、それから仙台村田線の茂庭台
団地、泉ケ岳、吉成の葛岡の清掃工場入り口、それから川平付近の路面が凍結しやすいようなところにそういうものを設置しまして、今路面の温度がどれぐらいになっているか。では、いつごろその路面が凍結するかとか、そういうのを全部観測いたしまして、それと気象庁の予測、これらを全部コンピューターに入れて予測いたしまして、凍結すると予想されたときにはその時間になるべく近い時間に融雪剤を散布するとか、除雪であれば今言った皆様にお聞きしまして除雪に入るという方法をとっているところでございます。
それから、融雪剤タンク置き場ですが、後でタンク置き場の位置の
資料はお渡しいたします。
63: ◯小山勇朗
委員 いろいろ降雪状況なり凍結状況を把握するための手だてはとってあるのはわかりますけれ
ども、名取の方から仙台に移り住んだという人からも電話が来たんですが、名取は全く除雪が完璧であって、仙台に来たらとんでもないという話まであったので余計おれも熱くなったんだけれ
ども、監視業者の
関係も今回の同じ轍をもう一度踏まないように、この辺の体制というのはきちんとしてもらうことと、やっぱり電話をしても通じない体制だけはとってもらいたくない。きちんと監視業者に電話が来たものとか、全くここの
地点は除雪がされていないということを連絡して必ず通じるような体制をとってもらうのが一番いいのではないかと思います。
あと、除雪した後に融雪剤を吹きつけていくわけだから、現在の除雪車が120台、融雪車は39台、約4分の1だ。そうなってくると、やっぱりもっと融雪車なりの増車を考えていく必要があるだろうと思います。この辺の
対策についてもきちんと何らかの
対応をして、完全な体制確立をぜひお願いしまして終わりたいと思います。
64:
◯福島一恵委員 私からもアエルについて一つだけ伺いたいと思います。
総事業費なんですが754億円だと思いましたけれ
ども、この総事業費については現在のところ変化はございませんか、伺っておきたいと思います。
65: ◯都市再開発課長 現在精査中でございますけれ
ども、現段階では754億円でございまして、今精査しておりますので、近い時期に御
報告できるような
関係もつくっていきたいと思っております。
66:
◯福島一恵委員 権利変換の手続は終えられたんですか。
67: ◯都市再開発課長 管理処分計画に基づきまして、これまで権利者の方との手続は進んできております。
68:
◯福島一恵委員 もうこの時点では譲り受け辞退者は出ないとはっきりなっておりますでしょうか、伺います。
69: ◯都市再開発課長 前にも撤回の件でお答えしておりますけれ
ども、撤回につきましてはこの事業の引き渡しまで権利者は撤回できるようになっております。事実そういう撤回の話も来ておりますので、その辺も整理していきたいということで考えております。
70:
◯福島一恵委員 何度も確認するようで申しわけないんですが、引き渡しといいますといつの時点を指すのか、明確にお答えください。
71: ◯都市再開発課長 現在のところ
平成10年3月19日に引き渡しを予定しております。
72:
◯福島一恵委員 確認したいんですが、3月19日までに辞退者が出た場合は、もちろん754億円という総事業費がまた動くということですよね。
73: ◯都市再開発課長 はい、変わってまいります。
74:
◯福島一恵委員 というと、
先ほど木村
委員から試算のシミュレーション云々という話が出ましたけれ
ども、それも全く根底からがらがらと崩れて、新たにつくらなければいけないということだと思いますけれ
ども、再開発事業の手法として、引き渡しまでは辞退の申し出を断ることができないというのはルールですからわかりますけれ
ども、この時点で辞退の申し出があると今御答弁なさったということは、もうやめたいというか、辞退したいけれ
ども、それを今仙台市の方で引きとめているというか、話し合って何とかという事態になっているととらえてよろしいんでしょうか。
75: ◯都市再開発課長 撤回の理由にはそれぞれ権利者のいろいろな事情がございます。例えば、今出てきているのはアエルの中に出店をしていくということで、当然初期投資としての事業投資も必要になってくるので、例えば二つ権利を持っているうちの半分を処分したい、撤回したいといった場合とかいろいろ来ておりますので、当然総事業費の方も変わっていくわけでございます。
76:
◯福島一恵委員 いろいろまだまだ動く可能性があるということで、非常に不安なんですが、今のところで事業費が膨らむ最大の可能性としてはどのぐらい出てくるのか、それはお答えできませんでしょうか。
77: ◯都市再開発課長 ただいま精査中でございますので、もう少しお待ちいただきたいと思います。
78:
◯福島一恵委員 局長にお伺いしたいと思いますが、やはり今1月21日であと2カ月の中でまた総事業費が動く可能性が非常にある──今の御答弁ではあると私は受けとめたわけです。このまま754億円では済まないよということが示されたことで、これが一体幾らになるのかということは、本当に3月19日を迎えなければ市民はわからないということなんでしょうか、伺いたいと思います。
79:
◯都市整備局長 動く要素があるのは、申し出の撤回が権利として権利者の方にあるということですから、どん詰まりまで予断を許さないということで、これはやむを得ない。
それから、
電波障害の
対策費というのもかなりな額になっております。それでいろいろと手当てをし、考慮しておりますけれ
ども、この辺も当初予測よりあるいは減るかもしれないとか、工事も甲工事、乙工事──乙工事の一部をまだ発注していない
部分もございますから、そういうものも動くということで、最終的には工事完了
報告時点で一定の押さえはいたしますけれ
ども、精算行為まで常に金額が動くという性格のものでございますので、これは前から申し上げてきたことでございますが、改めて御了承いただきたいと思います。
80:
◯福島一恵委員 御所見はあえて伺いませんけれ
ども、そういう見通しのない事業に市民を巻き込んだという責任は本当に重大だと改めて指摘しておきたいと思います。
81:
◯委員長 ほかになければ、これをもって
協議会を閉会いたします。...